top of page

鹿肉の魅力に気付き 山口新聞東流西流 2018年4月8日掲載

今回はよくある「効果には個人差があります」を付けて読んでください。うそは書きませんが、実証をしていなくて件数も少ないため科学的な結論ではありません。

 いろいろなジビエを食べてみた僕はクローン病という持病のこともあり、鹿肉に注目していきました。鹿肉は赤身で見た目にも脂肪の少ない肉なのですが、実際に100グラム中の脂肪はわずか1・5グラムと低く、高タンパクで鉄分も3・1グラムと非常に高くなっています。

 脂肪分をとると腸内に炎症が起こり、出血により貧血になるクローン病に鹿肉が良いのではという予想はしていたのですが、猟師になって鹿肉を食べた結果は想像以上でした。血液検査でもCRPという炎症の値が標準値まで下がり、貧血気味だったヘモグロビンの値も標準の範囲内に入るようになったのでした。

 薬が良くなっていることや山を歩くようになって運動するようになったことも一因でしょうし、まさに「効果には個人差があります」ですが、自分の中では本当に奇跡が起きたような驚きでした。

 鹿肉が欲しかった僕は猟師さんにくださいとお願いしていたのですが、その答えは意外なものでした。

 「鹿肉ならいらんけぇいくらでもあげるいね」。えっ!こんな良いものをいらないの!



















bottom of page